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iTunes で qtaacenc を使うスクリプト

2010年06月22日(火)07時38分

qtaacenc とは

前回前々回の音質聞き分けテスト用のスクリプトを書いているときに qtaacenc というものがあることを知りました。
qtaacenc というのは、tmkk さんによって制作配布されているアプリケーションで、コマンドラインからの指示で QuickTime に WAVE → AAC 変換をさせるツールです。
コマンドラインから定評ある Apple 製の AAC エンコーダが利用できるということで、foobar2000Exact Audio Copy 等の利用時で AAC が欲しい場合、とても重宝すると思います。

最高の音質

しかし、iTunes の場合は、もともと WAVE → AAC 変換には内部で QuickTime を使用していますので、エンコーダの性能という点では qtaacenc でも iTunes でも全く同じ、ということになります。
では、iTunes を使っている場合 qtaacenc は意味のないツールなのか、といえばそういうわけでもなく、実は本来 QuickTime はエンコード品質を5段階で指定することができ、これが iTunes では「iTunes Plus」を選んだときのみ最高品質の「highest」となり、それ以外ではその一つ下の4段階目である「high」が使われているそうなのです。
といっても、結果的に「high」と「highest」とでは最終的に同じものができる(ことも多い?)という記述も見つかるのですが。

最高のサイズ効率

さらに QuickTime は可変ビットレートにおいても「簡易的な可変」と「真の可変」の2種類が指定でき、これも iTunes では「簡易的な可変」の方が使われているということです。
どうも「簡易的な可変」では、目標とするビットレートに合わせるために、短いスパンで平均値を補正していくため、例えば無音区間(平均ビットレートが落ちる)の後は不必要に高いビットレートが割り当てたりするそうで、対して「真の可変」の方は、平均ビットレートとは無関係(そもそも目標ビットレートというのがありませんので)に、そのブロックが本当に必要とするビットレートを割り当てていくそうです(http://tmkk.pv.land.to/xld/aac_analysis.html)。

上があるなら

つまり QuickTime で生成可能な「最高品質の AAC」については、iTunes で作るよりさらに規格上高いものが存在し、qtaacenc にはそれを生成するためのコマンドライン・スイッチがあるのです。
それによって必ずしも iTunes より良くなるとは限らないようですが、良くなる可能性はあり、少なくとも悪くなることは(多分)ない、と。
そういうことであるならば、例えそれを聞き分けること出来なくとも、やはり「やってみたい」というのが今回の目的であります。

iGoinLM.js の改造

ということで iTunes から qtaacenc を使うスクリプトを書こうというわけですが、指定するコマンドライン・スイッチは異なるとはいえ WAVE ファイルを渡すとエンコードされたファイルが生成されるという基本構造は LAME と同じですから、以前に書いた LAME 変換用のスクリプトがほぼそのまま使えそう、ということで必要最低限の部分だけを書き換えたファイルを用意してみました。
これは本当に「必要部分のみ書き換えた」という感じでコメント部分や変数名などには「MP3」や「LAME」の記述がそのまま残っています。

使い方

iGoinLM_QtAacEnc.js ← が書き換えたあとの本体です。
使い方は元となった iGoinLM.js と同じですので「iTunes(Win)で「無理やり」LAMEを使うスクリプト」または「iTunes(Win)で高音質なLAMEのMP3を使う一番簡単な方法」を参考にしてください。
ただし「lame.exe」の代わりに「qtaacenc.exe」を、「mp3gain.exe」の代わりに「aacgain.exe」を使うことになります。
詳しくは「DnspTools フォルダの作り方」をご覧ください。

書き換えた場所

一応書き換えたポイントも記しておきます。
まず全文に対して「lame.exe → qtaacenc.exe」「mp3gain.exe → aacgain.exe」「.mp3 → .m4a」の3単語の置換を行います。
あとは行単位で個別書き換えです。
1263行目の末尾「(/^MPEG\s.*/i))」を「(/^AAC\s.*/i))」に書き換えます(669行目にも似たような行が存在し、そこは書き換えてはいけない部分です)。
23行目「var LameFullPath="C:\\Program Files\\LAME\\qtaacenc.exe";」を必要なら qtaacenc の存在するフルパス名に書き換えます(スクリプトと同じフォルダに配置するなら空文「""」でかまいません)。
31行目「var LameOptions="-V 0 --noreplaygain";」を使用する qtaacenc コマンドライン・オプションに書き換えます("--tvbr 127 --highest"とか"--abr 320 --highest"とか)。
23行目「var MP3GainFullPath="C:\\Program Files\\MP3Gain\\aacgain.exe";」を必要なら AACGain の存在するフルパス名に書き換えます(スクリプトと同じフォルダに配置するなら空文「""」でかまいません)。
以上です。

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