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iTunes と Gracenote とコンピレーション

2010年03月24日(水)00時38分

補足説明

今回は自作のスクリプト iGoinLM(iTunes(Win)で「無理やり」LAME を使うスクリプト)の「正確なコンピレーション判定」機能に関する補足説明です。

コンピレーション・アルバム

compilation というのは編集物とか寄せ集めというような意味だそうで、音楽 CD でコンピレーション・アルバムといった場合、何かしらのテーマに沿って集めた楽曲を収録した CD、というような意味合いになります。
つまりサウンドトラックやトリビュート・アルバムのようなものがそれにあたります。

iTunes におけるコンピレーション・アルバム

iTunes ではトラックをアルバム単位でまとめる際、そのトラックの「アーティスト」と「アルバム名」の二つが一致するかどうかを確認します。
ところがコンピレーション・アルバムでは、各トラックの「アルバム名」は一致しても、「アーティスト」はバラバラであることが多くなります。
そうすると本来同じアルバムのはずなのに、アーティストごとに別のアルバムと判定されてしまうことになってしまいます。
そのため iTunes には、トラックのプロパティに「コンピレーションの一部」という項目があり、これがチェックされたトラックでは「アルバム名」のみで同一アルバムの判定をすることで、上記の問題を回避するようになっています。

「様々なアーティスト」と「アルバムアーティスト」

このように「コンピレーションの一部」にチェックを入れて一つのアルバムにまとめると、そのアルバムのアーティストは「様々なアーティスト」と表示されます。
これは、プロパティの情報タブにある「アルバムアーティスト」という項目で変更できます。
つまり、そのアルバムを構成する全曲の「アルバムアーティスト」欄に同じ文字列が記入されていれば、その文字列がそのアルバムのアーティスト名とみなされます。

「アルバムアーティスト」の余談

この「アルバムアーティスト」は「アーティスト」に優先するアーティスト名情報として使用されるようで、実はこれを記入しておくと、別に「コンピレーションの一部」をチェックしていなくとも、一つのアルバムとしてまとめることができたりします。
例えば、もし仮に「電脳太助」というアーティストの「ベスト・オブ・太助」というアルバムがあり、その中には「電脳太助」がかつて在籍していた「電脳スピーチ」というバンドのヒット曲も収録されていたとします(実際にはこんなものは存在しません)。
その場合、普通にインポートすると、「アルバム名:ベスト・オブ・太助/アーティスト名:電脳太助」と「アルバム名:ベスト・オブ・太助/アーティスト名:ザ・電脳スピーチ」の2枚のアルバムとして表示されます。
これを一つのアルバムにまとめる場合、本来はその2枚のアルバムのプロパティを見て、オプション・タブで「コンピレーションの一部 → はい」とすることで、「アルバム名:ベスト・オブ・太助/アーティスト名:様々なアーティスト」となるわけです。
しかしそうしなくとも、その2枚のアルバムの「アルバムアーティスト」欄に「電脳太助」と入力することで、「アルバム名:ベスト・オブ・太助/アーティスト名:電脳太助」と表示されるようになります。
なお、「コンピレーションの一部」をチェックしてまとめ、「アルバムアーティスト」を統一した後に、「コンピレーションの一部」のチェックを外すと、なぜか「不明なアルバム」となってしまいます。
そうなった場合は、一度全曲の「アルバムアーティスト」を空にして確定すると、初期の状態に戻ります。
ちなみに「コンピレーションの一部」非チェックの状態で、アーティストとアルバムアーティストをあべこべにした場合は、2枚のアルバムとして表示され、「アルバム名:ベスト・オブ・太助/アーティスト名:電脳太助」のアルバムに「電脳スピーチ」の楽曲が、「アルバム名:ベスト・オブ・太助/アーティスト名:電脳スピーチ」のアルバムに「電脳太助」の楽曲が所属することになります(意味はありませんが)。

iTunesGracenote

そしてこの「コンピレーションの一部」という項目は、 iTunes を使って音楽 CD から楽曲を取り込んだ際に自動でも設定されるわけですが、これはおそらく、Gracenote(iTunes が CD 情報を取得しているネット上のデータベース)に存在する項目を元に設定していると思われます。

Gracenote におけるコンピレーション・アルバム

そしてその Gracenote のコンピレーション設定なんですが、これは別に iTunes での使用を前提として存在するわけではないので、iTunes 上でのコンピレーション・アルバム管理方式とは微妙にズレがあります。
例えば、特定アーティストのアルバムにゲストミュージシャンが参加している場合、そのトラックのみアーティスト名が「○○ with △△」等となっていても、Gracenote では(当然ですが)コンピレーションとはなっていません。
また Gracenote ではベストアルバムがコンピレーションとされていることもあります。
もちろん「そのアーティストを代表する楽曲」というテーマに沿って集めた CD、という意味ではコンピレーションでも間違いとはいえないのですが、ではベストアルバムは全てコンピレーションとされているか?というとそういうわけではなく、「まれにされている」ぐらいの割合だったりします(奇妙なことに二枚組みのベストアルバムで一枚目だけコンピレーションなんていうのもありました)。

iGoinLM における「正確なコンピレーション判定」

もちろん「Gracenote が間違っている」というわけではなく、それはそれで正しいのですが、iTunes 的には、ゲストミュージシャンがいてアーティストが一致しない曲があるならコンピレーションとしたいところですし、特定アーティストのベストアルバムはそのアーティストのアルバムとして扱いたいわけです。
そして、この実現は理屈的には非常に簡単なことで、つまり CD の情報を取得した際に、収録曲のアーティストを比較して、一つでも一致しない楽曲があればコンピレーションとすればいいだけです。
ということで、iGoinLM では「正確なコンピレーション判定」機能を有効(var AutoCompilation=true;)にした場合、この処理をしています。
また、CD がコンピレーションであると判定した場合には、各トラックの「アルバムアーティスト」欄に CD のアーティスト名(Gracenote 情報による)を設定します。
ただし、CD のアーティストが「Various Artist」や「Various」のときは、「アルバムアーティスト」にはしないようにしています。
これは「Various Artist」は「様々なアーティスト」、つまり便宜上の名称であって、別にアーティスト名ではないから、という理由です。

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