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Windows XP Mode を Portable-VirtualBox で使う(仮想マシン作成編)

2012年10月05日(金)01時02分

仮想マシンの作成

前回「Portable-VirtualBox 4.1.22 を使う」で Portable-VirtualBox のセットアップについて書きました。
で、今回は「Windows XP Mode(以下、XP モード)」を題材に、仮想環境の使い方について書いていきたいと思います。
Portable-VirtualBox 上で XP モードを使うためには、「ハードディスク・イメージの入手 → 仮想マシンの作成 → XP のセットアップ → ライセンス認証対策」というような作業が必要になりますが、今回はその前半の部分です(後半部分は次回「XP セットアップ編」で行います)。
ちなみに、表題では「Portable-VirtualBox で使う」としていますが、別に Portable-VirtualBox ならではの何か特別な作業があるわけではありませんので、(「Portable-」ではない普通の)VirtualBox でも大体同じだと思います。

XP モード

XP モード」は、Microsoft が Win7 への移行を促進するために配布しているもので、中身は WinXP そのものです。
Win7 の「Professional」か「Ultimate」のライセンス保有者が、ライセンスされた PC 上で使用することができます。
もともとは「Windows Virtual PC」とセットで使用するようになっていますが、それ以外の仮想化ソフトウェアと組み合わせて使っても、ライセンス上問題はないらしいです。
もっとも、ライセンスされた PC 上で使わなければならないことには変わりないため、「ポータブル」である意味はあまりないとは言えます。
しいて言うなら、OS を再インストールした際に、XP モードを再セットアップする手間が省ける、というぐらいでしょうか。
さらに自分自身について言えば、ジサカー(PC 自作を趣味とする人)にありがちな話で、WinXP のライセンスも「余っている」ため、別にライセンスに縛られた XP モードを使う必要はなく、実は今回この記事を書くために初めて使いました。

インストールはしない方針で

インターネットで「XPモード VirtualBox」等を検索しますと、まず XP モードをインストールしたあと、「旧バージョンの VirtualBox をインストールして、VMLite をユーザー登録をして入手・インストールして、VirtualBox を最新版にアップデートする」方法、「VMLite から pcbios.bin を取出して、VirtualBox.xml を書き換える」方法、「VBoxDD2.dll をバイナリ・エディタで書き換える」方法、の三通りがみつかります。
しかし、今回はせっかく「ポータブルな VirtualBox」を使うわけですから、なるべく環境を汚さない、つまり余計なものをインストールしない方向で行きたいと思います。
具体的には、XP モードはインストールせず、必要な HDD イメージは XP モードのインストーラから直接取り出し、アクティベーションは VBoxDD2.dll の書き換えで対応します。

XP モードのダウンロード

まずは「http://www.microsoft.com/japan/windows/virtual-pc/download.aspx」で、Win7 のエディションと言語を選択し、その下に出現する「Windows XP Mode」ボタンから、XP モードの本体である「WindowsXPMode_ja-jp.exe」を入手します。

XPモードのダウンロード

XP モードの展開

入手したインストーラ「WindowsXPMode_ja-jp.exe」から必要なファイルを取り出すため、まずはこれをバラす必要があります。
簡単なのは、インストーラ形式の実行ファイルを解凍(展開)できるタイプの解凍ツールを使うことで、例えば自分の環境では Lhaz をインストール&関連付けしてあるのですが、この場合「WindowsXPMode_ja-jp.exe」を右クリックで「Lhaz で解凍」ができます。
…が、「解凍ツールをインストールしてください」ではいきなり「インストールはしない」方針に反しますので、ここでは何も使わず取り出す方法を考えます。
それにはまず、「WindowsXPMode_ja-jp.exe」を実行します。
すると「ファイルの展開中」という以下のようなメッセージが出ます。

XPモード展開先

そしてこの中の「展開先のディレクトリ」として表示されている場所に必要ファイルが展開されています。
展開先は、おそらく接続されている一番容量の大きなドライブのルートに、適当な英数の羅列からなるフォルダ名が作られているようで、多分実行する環境によって、また実行する毎に変わるものと思われます。
ともかく、上記メッセージの後、下記のセットアップ開始ウインドウが出ますので、この画面を表示させたままで、「展開先のディレクトリ」の内容を別の場所にコピーしてください。

XPモードのセットアップ画面

コピー終了後、「キャンセル」でインストールを取り消しますと、「展開先のディレクトリ」はインストーラによって削除されてしまいます。
なお、以降は話を簡単にするため、展開した XP モードのファイルを「D:\pvbXPMode」フォルダにコピーしたものとして進めます。

XP イメージ「Windows XP Mode base.vhd」の抽出

次に、展開された XP モードのファイル群から、今回の目的である「WinXP が書き込まれたハードディスク・イメージ」を抽出します。
まず、「D:\pvbXPMode\sources」フォルダで「右クリック → 新規作成 → テキスト ドキュメント」で新規 TEXT ファイルを作成します。
ファイル名は、とりあえず「xpminst.bat」としておきます(実は名前は何でもいいのですが、拡張子を「.txt」でなく「.bat」にすることが重要です)。
そして、その「xpminst.bat」を「右クリック → 編集」し、以下の一行を書き込んで保存します。

msiexec.exe /a "xpminstl32.msi" targetdir="D:\pvbXPMode\sources\XPMode" /qn

この BAT ファイルを実行しますと「D:\pvbXPMode\sources\XPMode」フォルダが生成され、「D:\pvbXPMode\sources\XPMode\Program Files\Windows XP Mode\Windows XP Mode base.vhd」が格納されています。
ここで「Windows XP Mode base.vhd」の「右クリック → プロパティ」で「読み取り専用」のチェックを一応外しておきます(必須ではないのですが)。

XPモードVHDイメージ

XP イメージの変換

抽出した「Windows XP Mode base.vhd」は、Virtual PC 用の仮想ハードディスクである VHD 形式になっています。
VirtualBox は別にこの形式のままでも使用できるのですが、一応 VirtualBox 用の仮想ハードディスクである VDI 形式に変換しておきます。
以下は話の都合上、Portable-VirtualBox が「D:\Portable-VirtualBox」フォルダに置いてあるものとします。
まずは BAT ファイルを作ります。
この BAT ファイルは、ファイル名は何でもよく、保存場所もどこでも構いませんので、上で作った「xpminst.bat」を改造しても OK です。
内容は以下のどちらか一行です。

  • 64ビット版の場合

"D:\Portable-VirtualBox\app64\VBoxManage.exe" clonevdi "D:\pvbXPMode\sources\XPMode\Program Files\Windows XP Mode\Windows XP Mode base.vhd" "D:\pvbXPMode\sources\XPMode\Program Files\Windows XP Mode\Windows XP Mode base.vdi"

  • 32ビット版の場合

"D:\Portable-VirtualBox\app32\VBoxManage.exe" clonevdi "D:\pvbXPMode\sources\XPMode\Program Files\Windows XP Mode\Windows XP Mode base.vhd" "D:\pvbXPMode\sources\XPMode\Program Files\Windows XP Mode\Windows XP Mode base.vdi"

OS が64ビット版であれば「app64」となっている前者、32ビット版であれば「app32」となっている後者を使います。
そして Portable-VirtualBox を起動した状態で BAT ファイルを実行すると、「Windows XP Mode base.vdi」ファイルが生成されます。

仮想マシンの作成

次は、抽出した XP イメージを動かすための仮想マシンを、Portable-VirtualBox 内に作成します。
まず「D:\Portable-VirtualBox\Portable-VirtualBox.exe」を実行し、「新規」ボタンで「新規仮想マシンの作成」を始めます。

新規仮想マシン作成

最初は「次へ」。

新規仮想マシン作成ウィザード

仮想マシン名は、わかれば何でもいいのですが、一応これが正式名称?のようですので「Windows XP Mode」と入力し、OS タイプは「オペレーション システム:Microsoft Windows」「バージョン:Windows XP」とします(というより標準がこれです)。

仮想マシン名

「推奨されるメインメモリのサイズは 192MB です。」となっていますが、それではあまりに心もとないため、ドーンと 1GB とりました(ホスト PC のメモリも無駄に余ってますので)。
この辺りはホスト PC の環境次第なのですが、まあ、WinXP ですので、実際にそこまで必要なことはまずないと思います。

メモリ割り当て

次の「仮想ハードディスク」の設定が、今回のキモです。
まず、ここまでの作業で、「D:\Portable-VirtualBox\data\.VirtualBox\Machines\Windows XP Mode」というフォルダができているはずですので、そこに前項の作業で生成された「Windows XP Mode base.vdi」をコピーします。
そして、「既存のハードディスクを使用」で、そのコピーした VDI ファイルを指定します。

XPイメージ割り当て

最終確認は以下のようになり、「Windows XP Mode base.vdi」は最大 127GB の可変 VDI イメージであることがわかります。

新規仮想マシン作成最終確認

仮想マシンの設定

仮想マシンの設定は、ほぼ初期設定そのままでいいと思いますが、とりあえず今後に備えて二点ほど変更しておきます。
まずは「設定 → 一般 → 高度 → クリップボードの共有」を「双方向」にします。

クリップボードの共有

それから「設定 → ディスプレイ → ビデオ」で、「ビデオメモリ」を 26MB 以上に設定し、「3D アクセラレーションを有効化」と「2D ビデオ アクセラレーションを有効化」にチェックを付けておきます。

ビデオ設定

ということで今回はここまでとし、続く WinXP のセットアップ作業とライセンス認証対策は、次回「XP セットアップ編」で行うこととします。

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