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foobar2000 を使うことに(音量統一再生編)

2011年06月22日(水)18時15分

foobar2000 移行計画目次

必要な機能の設定

iTunes から foobar2000 に移行することを決め、「foobar2000 を使うことに(インストール編)」でその経緯と foobar2000 のインストールまでを書きました。
今回は、自分が foobar2000 に求める以下の3機能のうち、最初の一つである再生音量の調整のために行った作業についての記録です。

なお、これ以降の説明やスクリーンショットは、「foobar2000 を使うことに(インストール編)」で作った、foobar2000 1.1.7 をポータブル版としてインストールし日本語化パッチを当てたものを前提としています。

曲(アルバム)ごとの音量のばらつきを抑える

CD というのは大体、古いものほど音が小さく、最近のものになるに従って大音量で収録されています(ジャンルにもよると思いますが)。
これは、テレビやラジオで流される際に音が大きいほど目立つから、という商業的要因があるという話も聞きますが、ともかく、自身の CD コレクションのジャンルや年代が幅広いと、全曲シャッフルして聴く場合などに音量差で困ることになります。
その対策として foobar2000 には、事前に各曲の音量を調べておき、再生時にその曲の音量に応じて自動でボリュームを上げ下げすることで音量をそろえて再生するリプレイゲイン(ReplayGain)という機能が存在します。

重要な注意点(foobar2000 とデータベース)

作業開始前の重要な注意点として、どうやら foobar2000 は、音量情報を書き込めないファイル(WAV ファイル等)ではリプレイゲイン機能が使用できないらしい、ということがあります。
foobar2000 についての情報をいろいろ探していると、foobar2000 は独自のデータベースを持っていて、そこに(音量を含む)各種情報を格納できる、というような記述もあるのですが、これはかつてのバージョンの話で、今はファイルに記録されたタグ情報のみを扱うようです。
一応まだ独自のデータベースも存在しているようですが、それは高速化のために補助的に使用されているようで、ファイルのタグ情報に記録できない情報はデータベースにも記録されなくなっています。
そのため、以前のバージョンではファイルはそのままにして、データベースのみに音量情報を記録してリプレイゲインを使用する、というようなことも設定でてきたようなのですが、今はできません。
リプレイゲインは再生前に対象曲の音量情報が分かっている必要がありますので、結局、この情報を記録できないファイルには使用できないことになります。
しかも、foobar2000 は、対象ファイルがこの情報に対応しているかを事前に確認せず、指定された全てのファイルをまず解析します。
そして解析終了後、その情報を書き込む段階になって初めて「対応していません」というようなエラーが出るのです(もしくは情報がファイルに書き込まれずに消えてしまいます)。
ですので、あまり一般的でない形式のファイルを使用している場合には、いきなり何千曲~何万曲という楽曲を一気に処理したりせず、事前に何曲かで音量情報が書き込めるかテストしてから開始するのがよいと思われます。

グルーピング設定

リプレイゲインに必要なコンポーネントは foobar2000 に標準で付属してるため、使用に際してどこかからファイルをダウンロードして来たり、といった作業は特に必要ありません。
ですので、いきなり解析を実行できるのですが、自分の場合はその前に少し、アルバム・グルーピング・パターンの設定を変更しました。
リプレイゲインには曲ごとに音量調整するトラック・モードと、アルバム単位で調整するアルバム・モードがあるのですが、上記アルバム・グルーピング・パターンというのは、アルバム・モードで使用する際に「どの曲とどの曲を同じアルバムとみなすか」を決定するためのルールのことです。
このアルバム・グルーピング・パターンの設定は「Library → Configure → Advanced → Tools → ReplayGain Scanner → Album grouping pattern」で変更でき、初期設定が「%album artist% | %date% | %album%」となっています。
これは「アルバムのアーティスト名」「リリース年」「アルバム名」の三つが一致すれば同一アルバムとみなす、という設定で、通常これで問題ないと思いますが、自分はこれを「%filename%」に変更しました。
というのも、自分が foobar2000 で管理しているのは、全てアルバム単位で FLAC に固めたファイルですので、「ファイル名が一致すれば同じアルバム、一致しなければ違うアルバム」と、明確に判定可能だからです。

グルーピング設定

ReplayGain

いろいろと事前の確認・設定が済んだところでいよいよメイン?の解析処理です。
といっても、プレイリストで解析対象のトラックを選択(すべて選択するのであれば「Edit → Select all」)し、その上で右クリックして「ReplayGain → Scan selection as albums (by tags)」を指定するだけです。
これはタグ情報をもとに(by tags)、上記「グルーピング設定」の項で書いたアルバム・グルーピング・パターンをもとに分類したアルバムごとに解析するということです。

リプレイゲイン解析

ちなみに、「Scan per-file track gain」は全曲をどのアルバムにも属さない単独の曲として解析、「Scan selection as single album」は選択された全トラックが同一のアルバムに属しているとみなして解析、「Remove ReplayGain infomation from files」はファイルに書き込まれている音量情報の削除です。
なお、「album」系の解析を選択した場合はアルバム・モードしか使えないのか?というとそういうわけではなく、まず各曲の音量値を算出してから、それをもとにアルバムの音量が決定されますので、いずれにしても曲別の音量値は算出されています。
ですので、「Scan per-file track gain」はわざわざ別に算出せずともシングル・モードは使えることになります。

タグを更新する

しばらく「ReplayGain Scan Progress」というプログレス・バー・ウインドウが表示され、ケージがいっぱいになると解析終了です。

リプレイゲイン適用

上記はスクリーンショット用に数十曲でやり直したものですので、左下の合計時間は1分28秒となっていますが、実際に4千数百曲を解析した時も、確か1時間程度で終わり、「思ったより時間はかからなかったな」という感想でした(半日作業にはなるかと思っていましたので)。
しかし、この後「タグを更新する」ボタンを押して算出した音量値をファイルのタグに書き込んだわけですが、これが非常に時間がかかり、本当に「丸一日作業」と言えるぐらいでした。
というのも、FLAC のタグはどうもファイルの先頭付近に書き込まれるようで、ウインドウズ(に限らないと思いますが)では、ファイル末尾に付け足す処理は比較的早く済むのですが、先頭付近に追加する場合、後に続くデータをすべて追加したサイズ分後ろにずらしていく処理が必要なため時間がかかります。
つまり数百MBのファイル400個、計百数十GBを、ほぼ総書き換えするだけの時間がかかったわけです。
まあ、ファイル形式などが違えば話も変わってくるとは思いますが、曲数が多い場合には、ある程度の曲数で区切って少しずつ処理していく、といった工夫をした方がいいかもしれません。
ともあれ、これで準備が整いましたので、リプレイゲインが使えるようになりました。

音が小さい

foobar2000 は標準で、音量解析済みのファイルに対してアルバム・モードでリプレイゲインを適用して再生するようになっていますので、解析が終了すれば何もせずとも音量が大体そろった状態で再生されるようになります。
ただ、おそらく全体的に音量が小さくなったと感じるのではないかと思います。
これはリプレイゲインが、「どんな曲でも大体音割れを起こさない標準値」として 89.0dB という数値を規定しており、そのボリュームで再生されるからです。
この 89.0dB、「どんな曲でも大体音割れを起こさない」というぐらいですから、最近の曲と比べると少し、というよりかなり小さめです。
で、これに対する解決法は一般的に、「PC(やアンプやスピーカー)のメイン・ボリュームを上げるべし」ということになっています。
これは、foobar2000 側の処理で、つまり WAVE データを加工することでボリュームを上げると、クリップ(音割れ)が生じてしまう可能性があるから、という理由によるものです。
が、foobar2000 のレベルに合わせてメイン・ボリュームを上げていると、例えばネットで紹介されていた動画などをうっかりクリックして流れ出した爆音に寿命を縮める羽目になったりすることがあります。
これは不便なので、自分の場合は foobar2000 側の処理でボリュームを少し上げることにしました。
まあ、音割れが気になるレベルで出てくるようならまた戻せばいいことですし、それに最近の J-POP などですと 100dB とかそれを超えるようなものも普通にありますのでたぶん大丈夫だろうと。
変更の仕方は「Library → Configure → Playback」で「プリアンプ → ReplayGain情報あり:」のスライダーを移動させます。
ここは 89.0dB にどれだけ足す(引く)かで設定しますので、スクリーンショットのように +5.0dB とすれば 94.0dB に調整されることになります。

 リプレイゲイン音量

なお、上記画面で「ReplayGain → モード:」の「album」を「track」に変更するとシングル・モードでの調整になります(none にするとリプレイゲインがオフになります)。
自分は全曲シャッフルがメインですので、より音量のばらつきを抑える目的で「track」に変更しました。

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音楽管理 foobar2000

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非公開コメント

ありがとうございます!

foobar2000、遅まきながら導入したばかりの者です。設定に予想外に手こずっております。記事、大変参考になりました。ありがとうございます!

Re: ありがとうございます!

はじめまして、たぬきさん。
お役にたてて何よりです。
foobar2000は出来ることが多いだけに設定作業も複雑になりますが
一度「自分の理想の環境」が完成してしまえば
あとはそうそう変えることもないと思いますので、
そこまでぜひとも頑張ってみてください。
良い音楽ライフを!
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